繊維雑学!ユニフォーム・作業服編

ユニフォーム・作業服用のポリエステル混紡繊維について

HOME | 繊維雑学ユニフォーム・作業服用のポリエステル混紡繊維

ユニフォーム用のポリエステル混紡繊維とは?

ユニフォーム用のポリエステル混紡繊維のメリットは?

ユニフォーム用のポリエステル混紡繊維に最適な業種は

ポリエステル混紡繊維に
する方法

ポリエステル混紡生地を
染色する方法

ちょっと珍しいポリエステル混紡生地をご紹介

東レ®「シャミラン」の優れた通気性

ユニフォーム・作業服の素材構成

一口にユニフォーム・作業服用のポリエステル混紡繊維といいましても多岐に渡りますが、一般的に作業服に使用されているのはポリエステルと綿との混紡素材です。

ポリエステルとは、主鎖がエステル結合で連結されたポリマーの総称であり、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PTT(ポリトリメチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PLA(ポリ乳酸)、全芳香族のポリアリレートなどの繊維が含まれますが、通常、ポリエステルといえば、PETを指します。

綿はエジプト綿、ペルー綿、米綿のように産出国の名前を冠して呼ばれることが多いです。

綿は、あおい科わた属に属する植物ですが、そのうち繊維をつくるのは、アルボレウム、ヘルバケウムの旧大陸系品種と、ヒルスツム、バルバデンの新大陸系品種の合計4種類にしかすぎません。

衣料用に実際使用される綿糸

衣料用に使用される一般的な綿の繊維長は24~30mmで、高級品に使用される超長綿では40mm、最長である海島綿(シーアイランド綿)でも50mmほどですのでこれらの繊維を紡績して糸にした物が綿糸になります。

綿を綿糸にする工程の中で 、節(コーム)に繊維束を通し、もつれや短い繊維を除去してそろえる操作をコーミングといい、コーミングを加えた均斉度の高い糸をコーマ糸、コーミングを行わない一般糸をカード糸といいます。

これらのポリエステル繊維と綿繊維をある一定の割合で織られたものがポリエステル混紡繊維となり、幅広く作業服用素材として使用されていますが、事務服には綿の代わりに羊毛(ウール)を使用します。

▲ページトップへ