一口にユニフォーム・作業服用のポリエステル混紡繊維といいましても多岐に渡りますが、一般的に作業服に使用されているのはポリエステルと綿との混紡素材です。
ポリエステルとは、主鎖がエステル結合で連結されたポリマーの総称であり、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PTT(ポリトリメチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PLA(ポリ乳酸)、全芳香族のポリアリレートなどの繊維が含まれますが、通常、ポリエステルといえば、PETを指します。
綿はエジプト綿、ペルー綿、米綿のように産出国の名前を冠して呼ばれることが多いです。
綿は、あおい科わた属に属する植物ですが、そのうち繊維をつくるのは、アルボレウム、ヘルバケウムの旧大陸系品種と、ヒルスツム、バルバデンの新大陸系品種の合計4種類にしかすぎません。